エール系クラフトビールのおすすめ12選!種類やおすすめの飲み方もご紹介

日本のクラフトビール ビールの豆知識
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Mina

BierMe運営者。
クラフトビールの奥深さにハマり、ビール検定2級取得。
好きなビアスタイルはベルジャンホワイトとヴィツェン

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クラフトビールと聞くと、個性的な香りや深い味わいをイメージする人も多いかもしれません。そのクラフトビールの中でも特に多く造られているのが「エールビール」です。エールは発酵の仕方が特徴的で、豊かな香りや幅広いスタイルが楽しめることから、多くのクラフトブルワリーで採用されています。

この記事では、そんなエール系クラフトビールに注目して、種類や特徴、おすすめ銘柄、さらに美味しく飲むコツまで詳しく紹介します。クラフトビールをもっと知りたい人や、エールビールに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。自分好みのエールを見つけて、クラフトビールの世界をもっと楽しみましょう。

クラフトビールに多いエールビールの特徴

クラフトビールといえば、エールビールを思い浮かべる人も多いかもしれません。実際、国内外問わず多くのクラフトブルワリーがエールビールを手がけています。それにはいくつか理由があるんです。

まず、エールビールは比較的高い温度で発酵させるのが特徴です。15〜25℃くらいで発酵が進むため、発酵中に酵母が作り出す香り成分が豊富になり、フルーティーで華やかな香りが生まれます。この香りの豊かさが、エールビールの大きな魅力です。

さらに、エールビールはスタイルがとにかく豊富。ペールエールやIPA、スタウト、ヴァイツェンなど、味わいも見た目もさまざまなエールビールが存在します。クラフトビールらしい「個性」を表現するには、エールビールはぴったりなんです。

もうひとつ、エールビールは小規模なブルワリーでも作りやすいというメリットがあります。低温管理が必要なラガーに比べると設備のハードルが低く、温度管理もしやすいので、新しく醸造を始めるクラフトブルワリーにとっては挑戦しやすいビールと言えます。

こうした理由から、多くのクラフトブルワリーがエールビールに力を入れていて、バラエティ豊かなクラフトビールの世界を作り上げています。

クラフトビールのエールに多い種類

一口にエールビールといっても、実はさまざまなスタイルがあります。特にクラフトビールでは、個性を表現しやすいエールビールのバリエーションがとても豊富です。ここでは、クラフトビール好きならぜひ知っておきたい、人気のエールスタイルを紹介します。

ペールエール

ペールエールは、エールビールの中でも最も定番のスタイルです。ホップの香りとほどよい苦み、そして麦の旨みがバランスよく感じられるので、ビール初心者から上級者まで幅広く愛されています。

代表的な銘柄には、日本のクラフトビールを代表する「よなよなエール」や、アメリカのクラフトビールブームを牽引した「シエラネバダ ペールエール」などがあります。どちらも飲みやすさと個性のバランスが絶妙な人気ビールです。

IPA(インディア・ペールエール)

IPAは、クラフトビールブームを象徴する存在です。特徴は何といってもホップを大量に使った強い苦みと、グレープフルーツやトロピカルフルーツのような華やかな香り。インパクトのある味わいで、一度ハマるとクセになるビールです。

代表的な銘柄には、日本の「インドの青鬼」や、アメリカの「ストーンIPA」があります。クラフトビール好きなら一度は飲んでおきたいスタイルです。

スタウト

スタウトは、焙煎した麦芽を使うことで、コーヒーやチョコレートのような香ばしさと濃厚なコクを楽しめる黒ビールです。見た目は真っ黒ですが、口当たりは意外とまろやかで、食後のデザートビールとしても人気があります。

代表的な銘柄には、世界的に有名な「ギネス」や、日本のクラフトブルワリー「志賀高原ビール」のポーターがあります。黒ビール好きならぜひチェックしてみてください。

ヴァイツェン

ヴァイツェンは、小麦を使って作られるビールで、フルーティーな香りが特徴です。バナナやクローブのような甘い香りが広がり、苦みが少なくまろやかな口当たりなので、ビールが苦手な人にも飲みやすいスタイルです。

代表的な銘柄には、ドイツの「エルディンガー」や、日本の「銀河高原ビール」があります。小麦ならではのやわらかい口当たりと、フルーティーな香りを楽しんでみてください。

エール系クラフトビールのおすすめ12選

ここからは、おすすめのエール系クラフトビールをご紹介します。お気に入りの1本を見つけてみてくださいね。

よなよなエール(ヤッホーブルーイング)

日本のクラフトビールを代表するペールエールです。カスケードホップ由来の柑橘系の香りと、麦のまろやかなコクが絶妙なバランス。苦みが強すぎず飲みやすいので、クラフトビール初心者にもぴったりです。食事にも合わせやすく、毎日の晩酌にもおすすめです。

インドの青鬼(ヤッホーブルーイング)

ガツンとくる強烈な苦みが特徴のIPA。グレープフルーツや松脂を思わせるホップの香りがしっかり立ち、飲みごたえ抜群です。クセになる苦みが人気で、IPA好きなら一度は飲んでおきたい一本です。スパイシーな料理とも相性抜群です。

常陸野ネスト ペールエール(木内酒造)

程よいホップの苦みと、麦の甘みがバランス良く感じられるペールエールです。和食との相性も良く、優しい味わいが特徴。ラベルのフクロウもかわいらしく、おしゃれなギフトにもおすすめです。

湘南ビール IPA(熊澤酒造)

神奈川県の老舗ブルワリーが手がけるIPA。華やかなホップの香りと爽やかな苦みが魅力です。柑橘系の香りが特徴的で、肉料理や揚げ物ともよく合います。地元食材とのペアリングを楽しむのもおすすめです。

志賀高原ビール ポーター(玉村本店)

香ばしいロースト香が際立つ黒ビールです。焙煎した麦芽の香りに加えて、ほどよい苦みと柔らかな口当たりが楽しめます。甘すぎず重すぎないので、黒ビール初心者にも飲みやすい一本です。

ベアレン クラシック(ベアレン醸造所)

ドイツスタイルのアルトビールですが、上面発酵で造られるためエール系に分類されます。麦のコクがしっかり感じられつつ、後味はすっきり。食事にも合わせやすく、晩酌にもぴったりなクラフトビールです。

スプリングバレー 豊潤496(サントリー)

大手メーカーながら本格派のエールビール。麦の旨みとホップの香りがバランス良く、飲みごたえも抜群です。クラフトビール初心者にも挑戦しやすく、スーパーやコンビニで手軽に買えるのも嬉しいポイントです。

水曜日のネコ(ヤッホーブルーイング)

ベルジャンホワイトエールスタイルの爽やかなビール。コリアンダーシードとオレンジピールが香る、フルーティーで軽やかな飲み口が特徴です。ビールが苦手な人や女性にも人気の一本です。

銀河高原ビール ヴァイツェン(銀河高原ビール)

小麦を使った優しい味わいのヴァイツェンです。バナナやクローブのようなフルーティーな香りが特徴で、苦みは控えめ。ビール初心者にも飲みやすく、サラダや魚料理ともよく合います。

1伊勢角屋麦酒 HAZY IPA(伊勢角屋麦酒)

トロピカルフルーツを思わせるジューシーな香りと、濁りのある見た目が特徴のヘイジーIPAです。苦みは控えめで、甘みと香りが際立つフレーバー。IPA初心者や、フルーツビールが好きな人にもおすすめです。

南信州ビール アンバーエール(南信州ビール)

カラメルモルトを使ったコク深いアンバーエール。ほのかな甘みと香ばしさが感じられ、ゆっくり味わいたくなるビールです。肉料理や煮込み料理とも相性が良く、秋冬にもぴったりです。

バラストポイント スカルピンIPA(アメリカ)

世界中で高評価を受けるアメリカの定番IPA。柑橘やトロピカルフルーツの香りが華やかで、苦みと旨みのバランスが絶妙です。クラフトビール好きならぜひ飲んでおきたい、王道のIPAです。

エールとラガーの違いも知っておこう

エールビールについて知るなら、ぜひラガービールとの違いも押さえておきたいポイントです。発酵方法や味わいが大きく異なるので、違いを知るとビール選びがもっと楽しくなります。

まず、発酵温度と酵母が違います。エールビールは15〜25℃の高い温度で上面発酵するのに対し、ラガービールは5〜15℃の低温で下面発酵します。発酵温度が高いエールビールは、発酵中に生まれる香り成分が豊富になり、華やかな香りや奥深い味わいが生まれます。

次に、香りや味わいにも大きな違いがあります。エールビールはフルーティーな香りやコクが特徴ですが、ラガービールはすっきりした飲み口で、キレの良さを楽しむビールです。

ただ、「クラフトビール=エール」というわけではありません。クラフトビールの中にも、ラガースタイルで作られているものもあります。たとえば、クラフトブルワリーが作るピルスナーやボックも、れっきとしたクラフトビールです。

エールとラガー、それぞれの特徴や違いを知ることで、その日の気分や料理に合わせたビール選びがもっと楽しくなります。クラフトビールを選ぶときも、エールなのかラガーなのか意識してみると、より自分好みの一杯に出会えるはずです。

エール系クラフトビールを美味しく楽しむコツ

エール系クラフトビールは、香りやコクを楽しむビールなので、飲み方にも少し工夫が必要です。まず大事なのが、飲む温度です。ラガービールのようにキンキンに冷やすのではなく、10〜15℃くらいのやや高めの温度にすることで、麦芽の甘みやホップの香りがしっかり感じられるようになります。

そして、ぜひグラスに注いで飲むことをおすすめします。缶や瓶のまま飲むよりも、グラスに注いだ方が香りが立ちやすくなり、見た目も美しく、より特別感のある時間が楽しめます。スタイルに合わせてグラスを変えるのも面白いので、気になる人はグラス選びにもこだわってみてください。

さらに、料理とのペアリングにもぜひ注目してみてください。ペールエールならグリルチキンやハンバーガー、IPAならスパイシーな料理、スタウトならチョコレートやローストビーフなど、ビールごとに相性抜群の料理があります。ビールと料理の相性がぴったり合うと、どちらもさらに美味しく感じられるので、ぜひいろいろな組み合わせを試してみてください。

エール系クラフトビールの魅力を味わおう

エール系クラフトビールは、クラフトビールの中でも特に種類が豊富で、香りや味わいも個性的なものばかりです。ペールエールのバランスの良さや、IPAの力強い苦み、スタウトの香ばしいコクなど、同じエールでも全く違う魅力を持っています。

エール系クラフトビールをもっと楽しむには、ビール選びや飲み方にもちょっとした工夫が大切です。飲む温度やグラスの選び方、料理とのペアリングなど、少し意識するだけで、ビールの美味しさがグッと引き立ちます。

お気に入りのスタイルを見つけるのも楽しいですし、気分や季節に合わせていろいろなエールを飲み比べるのもおすすめです。クラフトビールならではの多様なエールの世界を、ぜひ自分らしく楽しんでみてください。